研究会概要
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会長メッセージ
この度、糸状菌分子生物学研究会第5代会長を拝命いたしました東京大学の堀内裕之と申します。どうぞよろしくお願い致します。
糸状菌分子生物学研究会は、様々な糸状菌研究分野の包括的発展を目的とし、広範な分野において糸状菌研究に携わる産官学に所属する研究者ならびに学生が集まり、活発に情報交換、意見交換を行う機会として糸状菌分子生物学コンファレンスを年1回開催してまいりました。本研究会は2001年に設立され20年以上が経過しましたが、総会員数は2001年の11月時点で117名であったものが2021年11月の時点で480名(内訳は名誉会員2名、一般会員290名、学生会員188名)まで増加しています。また、会員数の内訳からもわかるように、本研究会は学生会員の比率が非常に高く、糸状菌分子生物学コンファレンスはとても活気のある意見交換の場となっています。
本研究会は先にも述べましたように設立されてから20年ほどになりますが、この間サイエンスの世界では分子生物学、生化学、細胞生物学などにおける研究手法の飛躍的進歩に伴って糸状菌に関する研究も加速度的に発展しており、研究会創立当時では考えられなかったような研究も可能となってきております。実際、コンファレンスでの発表においても最新の技術を利用した研究の報告が相次いで行われています。
そのような中で、本研究会ではコンファレンスにおいて優秀学生ポスター賞の創設を行い若手研究者の育成、研究の奨励等を実施するとともに、参加企業に主催していただく企業特別賞を設け、企業の視点による優秀なポスター発表も表彰しております。また糸状菌分子生物学研究会若手の会も発足し活発に活動を続けております。
糸状菌分子生物学研究会は2020年が設立20周年の節目の年であり第20回コンファレンスを東京で開催する予定でしたが、COVID-19の猛威の中で開催を延期せざるを得ず、1年後の2021年11月に第20回コンファレンスを完全オンラインでようやく開催するにいたりました。その際に行ったアンケート、参加された方々から直接ご意見をいただく機会等で、会員の皆様からオンライン開催についての様々なご意見を賜りました。その中でオンライン開催に対して好意的なご意見も少なからずいただいた一方、オンサイトでの開催を望まれる声もありました。糸状菌分子生物学コンファレンスは日本全国の様々な都市で開催されている経緯もあり、ハイブリッド開催などの開催方式につきましてはすぐに実現するのは難しいかもしれませんが、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
今後も糸状菌研究に携わる皆様にはぜひとも糸状菌分子生物学コンファレンスに参加していただき、皆様の糸状菌研究を益々発展させることに役立てていただきたいと思います。
どうぞ今後とも糸状菌分子生物学研究会をよろしくお願い申し上げます。
分子レベルでの研究では定法である遺伝子組換え技術に用いられるベクターを骨組みとして,その骨組みの中に分子生物学の進歩の始まりともいえる二重らせんモデルの提唱を意味する二重らせんを取り入れました。そして,その先に平成18年10月12日に日本醸造学会大会において「国菌」と認定された Aspergillus oryzae に代表される Aspergillus 属糸状菌と植物病原菌の代表として Fusarium 属糸状菌を図案化しました。本研究会にはキノコや他の糸状菌を研究対象とされている多くの研究者が所属されておりますが,これら2種の糸状菌で象徴することにご理解賜りますようお願い致します。
糸状菌分子生物学研究会は、様々な糸状菌研究分野の包括的発展を目的とし、広範な分野において糸状菌研究に携わる産官学に所属する研究者ならびに学生が集まり、活発に情報交換、意見交換を行う機会として糸状菌分子生物学コンファレンスを年1回開催してまいりました。本研究会は2001年に設立され20年以上が経過しましたが、総会員数は2001年の11月時点で117名であったものが2021年11月の時点で480名(内訳は名誉会員2名、一般会員290名、学生会員188名)まで増加しています。また、会員数の内訳からもわかるように、本研究会は学生会員の比率が非常に高く、糸状菌分子生物学コンファレンスはとても活気のある意見交換の場となっています。
本研究会は先にも述べましたように設立されてから20年ほどになりますが、この間サイエンスの世界では分子生物学、生化学、細胞生物学などにおける研究手法の飛躍的進歩に伴って糸状菌に関する研究も加速度的に発展しており、研究会創立当時では考えられなかったような研究も可能となってきております。実際、コンファレンスでの発表においても最新の技術を利用した研究の報告が相次いで行われています。
そのような中で、本研究会ではコンファレンスにおいて優秀学生ポスター賞の創設を行い若手研究者の育成、研究の奨励等を実施するとともに、参加企業に主催していただく企業特別賞を設け、企業の視点による優秀なポスター発表も表彰しております。また糸状菌分子生物学研究会若手の会も発足し活発に活動を続けております。
糸状菌分子生物学研究会は2020年が設立20周年の節目の年であり第20回コンファレンスを東京で開催する予定でしたが、COVID-19の猛威の中で開催を延期せざるを得ず、1年後の2021年11月に第20回コンファレンスを完全オンラインでようやく開催するにいたりました。その際に行ったアンケート、参加された方々から直接ご意見をいただく機会等で、会員の皆様からオンライン開催についての様々なご意見を賜りました。その中でオンライン開催に対して好意的なご意見も少なからずいただいた一方、オンサイトでの開催を望まれる声もありました。糸状菌分子生物学コンファレンスは日本全国の様々な都市で開催されている経緯もあり、ハイブリッド開催などの開催方式につきましてはすぐに実現するのは難しいかもしれませんが、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
今後も糸状菌研究に携わる皆様にはぜひとも糸状菌分子生物学コンファレンスに参加していただき、皆様の糸状菌研究を益々発展させることに役立てていただきたいと思います。
どうぞ今後とも糸状菌分子生物学研究会をよろしくお願い申し上げます。
令和3年12月28日
糸状菌分子生物学研究会 第5代会長
堀内裕之
糸状菌分子生物学研究会 第5代会長
堀内裕之
運営組織
会 長 | 堀内 裕之 | 東京大学名誉教授 |
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運営委員 | 石田 博樹 | 月桂冠株式会社 | |
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伊藤 考太郎 | キッコーマン株式会社 | ||
岡 拓二 | 崇城大学 生物生命学部 | ||
編集 | 小笠原 渉 | 長岡技術科学大学大学院 技学研究院 | |
織田 健 | 酒類総合研究所 | ||
木村 真 | 名古屋大学大学院 生命農学研究科 | ||
佐野 元昭 | 金沢工業大学 ゲノム生物工学研究所 | ||
庶務 | 新谷 尚弘 | 東北大学大学院 農学研究院 | |
曾根 輝雄 | 北海道大学大学院 農学研究院 | ||
竹下 典男 | 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 | ||
広報 | 谷 修治 | 大阪公立大学大学院 農学研究科 | |
会計 | 丸山 潤一 | 東京大学大学院 農学生命科学研究科 <会計事務局> 〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学大学院農学生命科学研究科 醸造微生物学(キッコーマン)寄付講座 |
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水谷 治 | 琉球大学 農学部 | ||
吉見 啓 | 京都大学大学院 地球環境学堂 | ||
山形 洋平 | 東京農工大学大学院 農学研究院 |
会計監査 | 加藤 雅士 | 名城大学 農学部 |
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会則
平12.11.8 総会決定
平23.11.16 一部改正
平28.11.18 一部改正
平23.11.16 一部改正
平28.11.18 一部改正
会則
- 本会を糸状菌分子生物学研究会(Fungal Molecular Biology Society of Japan)と呼ぶ。また本会が開く研究会を糸状菌分子生物学コンファレンス(Conference on Fungal Genetics and Molecular Biology)と呼ぶ。
- 本会は糸状菌の分子生物学、細胞生物学、生化学、生理学、遺伝学などの普及発展を目的とする。
- 本会はその目的を達成するために次の事業を行う。
- 研究会及び総会の開催。
- 会報の発行。
- 関連研究団体との協力事業。
- その他、必要と思われる事業。
- 本会はその目的に賛同して入会した個人会員及び総会において承認された名誉会員を持って構成する。
- 本会入会希望者は所定の入会申込書を提出し、別に定める入会金を納入するものとする。
- 本会はその運営のため、会長、運営委員若干名および会計監査1~2名をおく。任期は2年とし、改選は運営委員の推薦と総会の承認による。
- 会長は本会を代表し、会務を統括する。
- 運営委員は運営委員会を構成し会務を審議する。運営委員には庶務、会計、編集担当、広報担当をおく。
- 本会の会計事務局は会長が指名する会計担当の運営委員の所属する施設におく。
- 会計監査は本会の会計を監査する。
- 本会は事業運営に必要な実費を年会費として個人会員から徴収する。
- 本会の事務年度は7月1日から6月30日までとする。
- 前事務年度の庶務、会計については、これを総会において報告し、承認を得るものとする。
- 本会則の改定には総会出席者過半数の賛成を必要とする。
補則
- 本会則は、平成12年7月1日から発効する。
- 本会入会金は1,000円とする。
- 年会費は一般会員2,000円、学生会員1,000円とする。
- 研究会の通知及び会報は、当該年度までの会費を納入した会員に送付する。
- 2年度にわたって会費納入のない会員は、その資格を失うものとする。
- 研究会の発表者は、会員に限るものとする。新入会員の演題申し込みは会費納入の確認をもって受理する。
- 名誉会員は年会費およびコンファレンス参加費を免除する。
附則
本会則は、平成28年11月18日から発効する。研究会章について
本研究会章は,ある会員の方に原案をいただき,運営委員の意見も取り入れながらデザインされたものです。2007年度コンファレンスにおける総会で提案・承認され,正式な研究会章として制定されました。分子レベルでの研究では定法である遺伝子組換え技術に用いられるベクターを骨組みとして,その骨組みの中に分子生物学の進歩の始まりともいえる二重らせんモデルの提唱を意味する二重らせんを取り入れました。そして,その先に平成18年10月12日に日本醸造学会大会において「国菌」と認定された Aspergillus oryzae に代表される Aspergillus 属糸状菌と植物病原菌の代表として Fusarium 属糸状菌を図案化しました。本研究会にはキノコや他の糸状菌を研究対象とされている多くの研究者が所属されておりますが,これら2種の糸状菌で象徴することにご理解賜りますようお願い致します。
